『パタンジャリのヨーガスートラ』より、さらに古い『タイットリーヤ・ウパニシャッド』に登場する概念。
人間は5つのマヤから出来ていると言う考え方です。

本来のMAYAの意味は、幻想的な『もや』が重なったようなイメージ。
パンチャ・マヤ=5層の靄みたいなものと言うイメージだったのが、現代へと伝わる2000年以上の過程のどこかで、KOSA(こーしゃ)=鞘(さや=境がはっきりしている概念)と置き換えられてしまったとも言われている。
この概念と、yogaスートラの第2章後段とは関連があり、これを理解しておくと、スートラの理解も増すはずだ。


(文責:Shudhananda yogi)


 

pancamaya